地震リスクデータの見方
最終更新:2026年5月12日
使用するデータと出典
地震リスクの評価には、防災科学技術研究所が公開する地震ハザードステーション(J-SHIS)のデータを使用しています。具体的には以下の3指標を組み合わせます。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 震度超過確率(30年) | 今後30年以内に震度6弱以上の揺れが生じる確率(0.0〜1.0)。地震調査研究推進本部が推定した確率論的地震動予測。 |
| 表層地盤増幅率 | 地盤の揺れやすさを示す倍率。軟らかい地盤ほど値が大きく、揺れが増幅されやすい。 |
| 液状化危険度 | 地震時に地盤が液状化する危険性の区分。国土交通省・自治体が公表するハザードマップ等を参照。 |
震度超過確率とは
「30年以内に震度6弱以上になる確率」は、地震調査研究推進本部が全国の活断層・プレート境界の活動評価をもとに推定した値です。確率が高いほど、その場所で大きな揺れが発生しやすいことを意味します。
ただし、この確率は平均的な地震リスクの目安であり、「何年に一度必ず地震が起きる」という予言ではありません。また、直下型地震など確率評価が困難な地震は含まれない場合があります。
表層地盤増幅率とは
同じ地震でも、地盤の硬さによって揺れの大きさが変わります。表層地盤増幅率は、基盤岩の揺れを1とした場合に地表でどれだけ揺れが増幅されるかを示す倍率です。
一般的に、埋立地・旧河道・沖積低地などは増幅率が高く(揺れやすい)、岩盤や台地は増幅率が低い(揺れにくい)傾向があります。
TerraScoreへの組み込み方
震度超過確率と表層地盤増幅率を0〜100に正規化し、地震(揺れ)リスクスコアを算出します。液状化危険度は地震に関連しますが、揺れによる被害とは性質の異なる現象(地盤の流動・沈下)のため、独立した液状化スコアとして評価しています。
地震リスクスコアは統合スコアの加重平均部分の35%を占め、6つのハザードのなかで最も高い重みが設定されています。
注意事項
- J-SHISのデータは定期的に更新されますが、最新の地震活動を即時に反映するものではありません。
- 活断層の直近であっても、活断層の活動周期・地震規模によって超過確率は大きく異なります。
- 建物の耐震性能はスコアに含まれません。建物ごとの耐震診断は専門家にご相談ください。