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TerraScore

液状化リスクデータの見方

最終更新:2026年5月12日

液状化とは

液状化は、大きな地震の揺れによって地盤中の砂粒子の結合が崩れ、地盤が一時的に液体のように振る舞う現象です。埋立地・旧河道・砂丘など、地下水位が高く砂質の地盤で発生しやすい傾向があります。

液状化が発生すると建物の沈下・傾斜、地面のひび割れ・噴砂が生じます。2011年東日本大震災では千葉県浦安市などで大規模な液状化被害が報告されました。

使用するデータと出典

液状化リスクの評価には、防災科学技術研究所 J-SHIS が公表する表層地盤データ(AVS30:地表から30mまでの平均S波速度)と微地形区分を使用し、液状化のしやすさを推定しています。専用の液状化ハザードマップではなく地盤データからの推定のため、補助的な指標として扱っています。

液状化危険度は一般的に「危険性が高い」「危険性がある」「危険性が低い」「ほとんどない」などの区分で表されます。TerraScoreでは地盤データから推定した危険度を6段階(0〜5)の数値に変換して評価します。

TerraScoreでの液状化リスク指標(0〜5スケール)

TerraScoreでは地盤データから推定した液状化のしやすさを以下の6段階(0〜5)に変換して保持し、各地区の詳細データページに表示しています。

表示ラベル 地盤の特徴
0 ほぼなし 岩盤・密実な礫層
1 洪積台地・ローム層
2 やや低 沖積平野・粘性土
3 沖積低地・河川沿い
4 埋立地・旧河道
5 非常に高 極軟弱地盤

※ データが存在しない地区では「—(データなし)」と表示します。

表層地盤増幅率(AVS30)との対応

液状化リスクは表層地盤増幅率(AVS30:地表から30mまでの平均せん断波速度)と密接に関係しています。AVS30が低いほど(地盤が軟らかいほど)揺れが増幅されやすく、液状化リスクも高い傾向があります。TerraScoreでは、揺れやすさ(増幅率)は地震スコアに、液状化のしやすさは液状化スコアにそれぞれ反映し、同じ地盤データを別々の観点で評価しています。

ただし、同じ液状化リスク区分でも個別の建物基礎・地盤改良の有無によって実際の被害は大きく異なります。詳細は専門家(地盤調査士・建築士)にご相談ください。

TerraScoreへの組み込み方

液状化は地震を引き金に発生しますが、揺れによる被害とは異なる現象(地盤の流動・沈下)のため、独立した災害項目として評価しています(統合スコアの加重平均部分で5%)。地盤データからの推定で簡易的な指標のため重みは小さく設定していますが、埋立地などで液状化が突出して高い場合は、統合の「最も危険な項目」として総合スコアに反映されます。

各地区の詳細ページでは、6つのハザード別スコアの1つ「液状化」として0〜100の安全スコアを表示します。あわせて「詳細データ」セクションに0〜5段階の液状化リスクラベルも表示しています。

注意事項

  • TerraScoreの液状化評価は表層地盤データ(AVS30)・微地形区分からの推定で、専用の液状化ハザードマップではありません。実際の液状化のしやすさは、より詳細な地盤調査や都道府県の液状化マップでご確認ください。
  • 液状化リスクは地盤改良・杭基礎の施工状況によって大きく変わりますが、建物単位の地盤改良情報はデータに含まれません。
  • 液状化しやすい地盤であっても、地震の揺れが小さければ液状化しないことがあります。